時代によって勉強する方法が変わっていくことは当然なことです。様々な勉強のし方があると思われますが、最近よく使われるのはメディアを使って勉強する方法が一番多いんじゃないかなと思います。この日本語のクラスを見ても分かるように学校のほとんどのクラスではコンピューターを使って授業が行われています。学生たちもコンピューターはもちろん色々なごとを使いながら自分に合う勉強のし方で勉強しています。その中にニンテンドーDSがあります。
子供の頃、私の両親は私にゲーム機を買ってくれなかったんです。ニンテンドー自体は分かりましたが、それで勉強できることは分からなかったです。ある日、日本語の授業中に一人のアメリカ人がニンテンドーをしていたことを見てどうして授業中に先生の話を聞かずにニンテンドーをしているのかと思いました。そして、その人に授業が終わって聞いてみたらニンテンドーでゲームしたのではなく、分からなかった漢字を調べていたと教えてくれました。ニンテンドーで勉強ができることが最初に分かったときはおどろいたんですが、だんだんそうして勉強をする人を見るのが多くなり、今は普通のことになりました。そのため、今日は5月12日の読売新聞にあった「勉強嫌い、DSでなくす」の記事について紹介し、日本の学校では実際にどのようにニンテンドーを授業中に使っているかを調べてみたいと思います。
このようにニンテンドーを使って勉強することを日本では「DS学習」と呼んでいます。DS学習とはタッチペンで手で書いて入力ができるニンテンドーDSを使う学習方法で、書きながら勉強ができる特徴があります。2007年には英単語の習得に効果があることが確認されてDS学習に対する関心が高くなって、様々な研究が行われています。その研究の中に勉強嫌いなくすには、その原因を探すことが必要だと思われた大阪府の2009年から行っているDS学習について話したいです。
大阪府の実際に研究に参加している学校ではニンテンドーDSをクラスの全員に配って5分間漢字検定ソフトを使って漢字の練習をさせています。学生たちによると普段はゲームをする時使っているもので勉強することができて面白いと言いました。漢字練習以外にも、先生たちは生徒たちの計算力や覚えた漢字数の変化などを調べることができます。中学1、2年生を対象に、小学校で習う漢字と計算問題をニンテンドーDSでテストし、学生たちの実力が一目で分かるようになりました。先生たちは今までは集めるのが大変だった情報がわかりやすくなって、DSのテスト結果を生かして今からは生徒に合わせる授業ができると喜びました。DS学習の効果はもう見えています。昨年の全国学力テストの結果によると、DS学習をしてきた大阪の中学生は全国平均より4ポイントくらい高い結果を出しました。
しかし、日本人のために作られたはずのニンテンドー漢字ソフトは日本人だけではなく、日本語を勉強しているアメリカ人たちにも使われています。アメリカ人の学生がニンテンドーを使って漢字の勉強をしている姿を見て、本当に効果があるのかと思ったんですが、日本で実際に研究しているし、その結果ももう出ているのをこの記事を読んで分かりました。日本では社会全体が学生たちを勉強させるために色々な研究をしているんだと思い、こういう研究は日本だけではなく多くの国が知識を増やすことを嫌がる人たちのために今からでもするべきだと個人的に思いました。
もちろん問題点もあるはずです。例えば、このDS学習が合わない人がいるかもしれません。そんな人にこの学習を積極的にお勧めすることはよくないと思います。また、ニンテンドーが本来勉強するためのものではなくて、ゲームもできるので勉強に集中するのが難しいかもしれません。私の意見を言うなら、DS学習を多くの国が力を合わせて効率的な勉強のし方を開発すれば世界中の多くの人たちを助けることができるんじゃないかと思います。
以上のように、日本でもアメリカでもニンテンドーを使って勉強をする人がたくさんいるようです。この二つの国だけではなく、数々のところでこのような勉強のし方を使っている人たちが確かにいると思います。DS学習では、いい点はもちろん、悪い点もあると思います。私の考えを説明しましたが、皆さんの意見も聞いてみたいと思います。それでは、3、4人でグループになって、3分間DS学習のいい点と悪い点について話してください。後でグループの意見を聞きたいと思います。
単語リスト
自体 | Itself | 確認 | Confirmation |
参加 | Participation | 大阪府 | Osaka |
タッチペン | Touch pen | 計算問題 | Numerical calculation |
入力 | Input | 生かす | To make most of |
習得 | acquisition | 本来 | Originally |
記事がもうなくなってしまったので記事を載せます。
検証 橋下教育改革(4) 勉強嫌い DSでなくす
勉強嫌いをなくそうと、様々な手法を試みている。
「ゲームが好きな人は手を挙げて」
4月28日、大阪府池田市立細河中学校で行われた1年生の国語の授業。携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」を全員に配った後、山際博教頭(49)が尋ねると、生徒たちが一斉に手を挙げた。
「漢字の勉強には、使い慣れている物で勉強する方法もあるねん。10級から1級まである。挑戦してみよう」 生徒たちは5分間、漢字検定ソフトを使い、タッチペンで画面に漢字や読み仮名を黙々と書き込んだ。尾玉純一朗君(12)は「普段はゲームをしているけど、勉強でもすごく面白かった。どんどん級を上げたい」と喜んだ。
橋下徹府知事が昨年10月に打ち出した緊急対策には、目玉の一つとして、DS学習の調査研究が盛り込まれた。2009年1月から10年度末まで、府内の小中学校各10校にDSを40台ずつ貸し出し、計算力や覚えた漢字数の変化などを調べようというものだ。
細河中は、DS学習の研究校の一つ。「表現の時間」という独自の国語授業(週1回)の毎回冒頭10分をDS学習に充てる。山際教頭は「長時間では飽きるだろうし、これだけで国語力が上がるものではない」とした上で、「紙と鉛筆で学ぶことが嫌になった生徒も『DSなら面白い』という感覚で勉強に入れるのでは」と期待する。
DSを放課後学習に活用している貝塚市立第二中学校の山口均教諭(48)も、「参加者が多くても、DSなら生徒に合わせて問題を出してくれる」と利点を語る。
4月28日、大阪府池田市立細河中学校で行われた1年生の国語の授業。携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」を全員に配った後、山際博教頭(49)が尋ねると、生徒たちが一斉に手を挙げた。
「漢字の勉強には、使い慣れている物で勉強する方法もあるねん。10級から1級まである。挑戦してみよう」 生徒たちは5分間、漢字検定ソフトを使い、タッチペンで画面に漢字や読み仮名を黙々と書き込んだ。尾玉純一朗君(12)は「普段はゲームをしているけど、勉強でもすごく面白かった。どんどん級を上げたい」と喜んだ。
橋下徹府知事が昨年10月に打ち出した緊急対策には、目玉の一つとして、DS学習の調査研究が盛り込まれた。2009年1月から10年度末まで、府内の小中学校各10校にDSを40台ずつ貸し出し、計算力や覚えた漢字数の変化などを調べようというものだ。
細河中は、DS学習の研究校の一つ。「表現の時間」という独自の国語授業(週1回)の毎回冒頭10分をDS学習に充てる。山際教頭は「長時間では飽きるだろうし、これだけで国語力が上がるものではない」とした上で、「紙と鉛筆で学ぶことが嫌になった生徒も『DSなら面白い』という感覚で勉強に入れるのでは」と期待する。
DSを放課後学習に活用している貝塚市立第二中学校の山口均教諭(48)も、「参加者が多くても、DSなら生徒に合わせて問題を出してくれる」と利点を語る。
勉強嫌いをなくすには、その原因を探るのが先決――。そんな発想で行われているのが、府独自の「つまずき調査」だ。教育改革を担う小河勝・府教育委員(64)の大阪市立中学校の教員時代の実践から生まれた。
中学1、2年生を対象に、小学校の各学年で習う漢字の書き取りと計算問題を解かせる。生徒の名前と各問題を縦横に並べた一覧表を作り、できなかったら塗りつぶし、どこでつまずいたかが一目で分かるものだ。昨年度は12月と3月の2回行われ、中学校では291校中99校が実施した。
岸和田市立春木中学校で調査を担当した南川留美子教諭(50)によると、3けたのかけ算の正答率が割り算より低く、意外な発見だったという。「今まではデータがなく、教師の感覚に頼っていた。つまずきがわかることで、授業に生かせる」と期待する。
昨年の全国学力テストに合わせて実施されたアンケートによると、大阪の公立中学生は、国語については19・3%、数学は25・2%が、好きではないと答えた。共に全国平均より4ポイント前後高い。
府教委小中学校課の箸尾谷知也参事(52)は「分かる、できる、もっと勉強したい、というサイクルを作りたい」と話す。
悪循環を断ち切るために、必死の取り組みが続く。
中学1、2年生を対象に、小学校の各学年で習う漢字の書き取りと計算問題を解かせる。生徒の名前と各問題を縦横に並べた一覧表を作り、できなかったら塗りつぶし、どこでつまずいたかが一目で分かるものだ。昨年度は12月と3月の2回行われ、中学校では291校中99校が実施した。
岸和田市立春木中学校で調査を担当した南川留美子教諭(50)によると、3けたのかけ算の正答率が割り算より低く、意外な発見だったという。「今まではデータがなく、教師の感覚に頼っていた。つまずきがわかることで、授業に生かせる」と期待する。
昨年の全国学力テストに合わせて実施されたアンケートによると、大阪の公立中学生は、国語については19・3%、数学は25・2%が、好きではないと答えた。共に全国平均より4ポイント前後高い。
府教委小中学校課の箸尾谷知也参事(52)は「分かる、できる、もっと勉強したい、というサイクルを作りたい」と話す。
悪循環を断ち切るために、必死の取り組みが続く。
(伊藤甲治郎)
DS学習
タッチペンで手書き入力ができる携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」を使った学習方法。2007年度、京都府八幡市の市立中学校で試行したところ、英単語の習得に効果があることが判明し、注目を集めた。文部科学省も同年度から3年間の委託研究を進めるなど教育界の流行になっており、橋下教育改革では、それを大阪府全体で取り込んだ。 (2009年05月12日 読売新聞)